レーシックの安全性

レーシック手術というと、視力回復のための手段として今では広く活用されるようになりました。そういった中で一部のレーシック手術に関わる事件を通してレーシックの安全性を疑問視する人が多くなりました。このレーシックの安全性ということに関してすべてを混同して考えることは厳禁になります。一部のレーシック手術に関わる事件に関しては病院側の過失によって医療器具の滅菌・消毒が行われていなかったということが原因ですから、レーシックそのものの危険性が表に出てきた事件ではないということです。

こういったことを踏まえたうえで、レーシックの安全性という意味では、３０００件に１件程度の角膜感染症が出ているため通常の施術等でも全く感染症が発生しないというわけではないということを知っておくべきでしょう。ドライアイの発生頻度という意味では約３割程度の方が発症しており、これについては後遺症として分類されています。

通常の眼科でガイドラインに沿って治療が行われているという場合であれば、深刻な合併症が起きる可能性というものは非常に少ないといえますが、中には通常の術式でも合併症を引き起こしている事例があるということは知っておいてください。