乱視とは?

乱視は、角膜と水晶体の歪みによって引き起こされる症状です。光を屈折させる部分に歪みがあるため、ものが二重に見えたり、網膜に焦点が合わず、遠くや近くがぼやけたりします。

 

乱視には先天性のものと後天性のものがあり、先天性のものは、角膜のカーブの方向が生まれた時からずれており、後天性のものは、事故や怪我、角膜の病気などによって引き起こされます。

 

また、白内障や角膜移植の手術後に起こることも多いです。先天性のものは正乱視、後天性のものは不正乱視と呼ばれており、正乱視の場合は円柱レンズを用いたメガネで、不正乱視の場合はコンタクトレンズを使用することで矯正することができます。

 

そして、正乱視でなくても、誰でも多少は乱視を患っており、目の疲れや肩こりなどがひどい場合は、乱視が原因であることも少なくありません。もともと、角膜や水晶体は完璧な球体ではなく、個人差により多少の歪みがあります。乱視の程度が軽い場合は、視力回復も比較的容易ですが、気を付けたいのは、子どもの乱視です。乱視に関する知識のない子どもは、それに気付かないまま、眼精疲労や肩こりなどを悪化させることがあり、それが続くと根気の低下に繋がりますので、周りの大人が気にしてあげる必要があります。

 

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