目の疲れとストレスの関係

視力低下はさまざまな原因によって引き起こされますが、その原因の一つにストレスが挙げられます。ストレスを感じると、自律神経の交感神経が活発になり、涙の分泌が抑えられてしまいます。

 

涙にはビタミンやミネラルなど、目の機能を維持するために必要な成分が多く含まれており、実際に涙として流れる以外にも、涙液として常に眼球をうるおしています。涙は、副交感神経が活発になることで分泌されますから、ストレスとは逆に、リラックスした状態でいることが望ましいです。

 

また、ストレスは交感神経と副交感神経のバランスを崩すので、血液の流れを悪くします。血液もまた、全身に栄養を運ぶ機能がありますから、血液の流れが悪くなれば、目も疲れやすくなります。

 

さらに、ストレスによって目が疲れれば、よりストレスを感じ、悪循環が生じます。ストレスを感じたら、呼吸を整えたり、頭をすっきりさせるなどして、ストレスを手放すように努めた方がよいでしょう。また、ストレスへの対応能力がまだ身についていない子どもの場合は、特に周りが注意して、ストレスの少ない環境を整えてあげることが大切です。

 


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